ケアマネージャー

ケアマネージャーは、通称「ケアマネ」と呼ばれる介護福祉に関する公的資格の一つで、平成10年からスタートしました。「社会保障制度」と深く関連している資格です。

ケアマネージャーは、要介護認定を受けた方やご家族に対して、適切な介護保障が受けられるようにサポートしています。ケアマネージャーの業務内容は、大きく分けて3つあります。

1. 要介護認定の申請や認定調査

介護が必要となる方やご家族の代わりに申請を承ったり、介護認定にあたる訪問調査を、各市町村からの依頼を受けて代行したりします。

2. 介護支援サービスに関する業務

介護が必要な方ができるだけ快適な生活を送れるよう、役立つ支援サービスの作成にも携わっています。介護保障制度をよく知るケアマネージャーだからこそ、現状の課題を分析し、より幅広いサービスが受けられるよう工夫ができるのです。

さらにはサービスの実施や管理、サービス提供後も定期的に改善や評価を繰り返し、さらに良いサービスへとブラッシュアップしていきます。介護保障制度に精通したプロフェッショナルとして、制度の中で最大限のサービスが受けられるよう計画を立て、実施していきます。

3. 介護保障の給付に関する業務

要介護者への給付金がどれくらいになるのか限度額の算出や、サービスを利用する要介護者の料金について計算を行います。また、給付管理表の作成業務などがあります。

ケアマネージャーの勤務先は様々ですが、主に社会福法人や医療法人、特別養護老人ホームなどです。

試験を受けるための必要条件

ケアマネージャー試験を受けるためには、以下の3つのうちいずれかの条件をクリアしている必要があります。

  1. 社会福祉士や介護福祉士など、医療・福祉・保険の分野で定められた資格に基づいて業務を行った経験が5年以上の者
  2. 老人福祉施設や障害者支援施設において、相談に乗るなどアドバイスや援助業務の経験が5年以上の者
  3. 介護保険施設や障碍者支援施設において、要介護者の介護や、介護に関する指導を行った者

さらに社会福祉主事任用資格者など特定の資格を有する者であれば5年以上、それ以外の方は10年以上の経験が必要になります。

これらの条件のうち、どれか1つを満たしているとケアマネージャー試験を受けられます。

試験要項

ケアマネージャー試験は、全国各地の試験実施機関で行われます。都道府県ごとにどこで申込書をもらえるかなどについて、あらかじめチェックしておくようにしましょう。試験の申込は、地域にもよりますが、おおよそ5月~8月の間の一か月程度の期間となります。

ケアマネージャーの平均合格率は15~20%程度と介護資格の中でもやや低めです。狭き門のため、しっかりと知識をつけてから臨むことが大切です。

※過去5年間の試験日程は以下の通りです。

年度 日程
2012(平成24)年 10月28日(日)
2013(平成25)年 10月13日(日)
2014(平成26)年 10月26日(日)
2015(平成27)年 10月11日(日)
2016(平成28)年 10月2日(日)

年度によって、地域で試験日が異なる場合と、全国統一日があります。ケアマネージャーの筆記試験の結果発表は、毎年11月下旬~12月上旬になることが多いです。そこから実務研修(平成28年度試験より78日間の実習期間が必要)を経て、晴れてケアマネージャーの資格取得となります。

筆記試験は、マークシート方式で選択肢から複数の正しい答えを選ぶ形式です。複数選んだうちのどれか1つでも間違っていると不正解となります。試験時間は2時間で「介護支援分野」「保険医療福祉サービス分野」から計60問が出題されます。合格基準は以下の通りです。

  • 「介護支援分野」の25問中、得点が13点以上
  • 「保健医療福祉サービス分野」の35問中、得点が25点以上

期間

資格取得の期間としては、4月から10月の試験まで、半年ほど時間を取って勉強する方や、集中型で7月など夏頃から勉強を始める方も多いです。

費用

相場としては、本屋さんで買えるテキストは1冊1,000円程度で、通信講座やスクールに通うとなると、30,000円~150,000円ほどかかる場合が多いです。

講座は期間によってもそれぞれ費用が異なります。また、ケアマネージャーの場合、合格後の実務研修にもテキストや研究会場までのなどの費用などが平均3~50,000円ほどかかります。

研修について

試験に合格したあとはすぐにケアマネージャーの資格がもらえるというわけではなく、介護支援専門員実務研修を受ける必要があります。実務研修では座学のほか、実際に要介護者の方を探して援助に努めるというものです。実務研修を経て、初めてケアマネージャーの資格を取得したことになります。資格取得後も定期的に行われ、随時更新する必要があります。

資格取得後はこんな風に働く!

ケアマネージャーの資格取得後、すでに介護施設などで働いている方は、現在の部門から異動して本格的にケアマネージャーへと転身する人が多いようです。新しい就職先を見つける、紹介してもらうなどで転職する人もいます。

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