調理職員などの国家資格

老人ホームなどの施設には、調理職員たちが在籍しています。このページでは、調理職員などの介護関連の業務を行う国家資格についてご説明していきます。

栄養士とは

栄養士を一言でいうと、「健康な方に対して、栄養に関する指導を行う人」です。毎日の食事において、必要なエネルギーや栄養素がしっかりと組み込まれた食事になっているか、また一人ひとりに合わせた食事プランを考えることもあります。

人間の生活において必要不可欠であり、楽しみの一つでもある「食事」を管理するとても重要な立ち位置です。栄養士を名乗るには、栄養士免許を取得していることが必須です。

栄養士になるには

栄養士になるためには、短大や専門学校、大学の栄養士養成課程を卒業していることが必須となります。

栄養士養成課程のカリキュラムを組んでいる学校を卒業することで、試験などを受けることなく、各都道府県から栄養士免許を交付されます。そのため、栄養士の資格を取得するには最低でも短大・専門学校の2年間が必要です。

最短で栄養士になれるのは20歳ということになります。専門学校の学費は、年間平均約130万円。学校選びに関しては、学費はもちろんですが、学校の雰囲気や通いやすさなど様々な面を考慮して検討することをおすすめします。

栄養士の資格取得後は、各医療機関や救護施設などに配属されるケースが多いです。

管理栄養士とは

栄養士の場合は「健康な方」に向けての栄養管理でしたが、管理栄養士はそれらに加えて「傷病者などの病気を患っている方」や「特別な栄養管理が必要な方」に向けての栄養指導も行います。

また、栄養士を置く条件として「継続的に1回100食以上または1日250食以上提供する給食施設」というものがありますが、管理栄養士の場合は「特定給食施設のうち1回300食以上または1日750食以上提供する給食施設」と、栄養士と比べて大人数への食事提供を行う施設が条件に追加されます。

介護分野において、管理栄養士は特別養護老人ホームや各事業所にいる要介護者への栄養管理や指導を行っているとても重要な職業です。

資格取得後、介護業界で管理栄養士として働くのであれば、こうした施設や施設に入居している方にお弁当を差し入れしている事業所などに就職するといった手段があります。高齢者の増加に伴い、需要の増えている職業です。

管理栄養士になるには

管理栄養士になるためには、管理栄養士の養成課程がある大学もしくは専門学校(4年制)を修了し、管理栄養士の国家試験に合格することが条件です。栄養士から管理栄養士になるには、1年~3年以上の実務経験を経たのち、管理栄養士の国家試験に合格する必要があります。

栄養士からの転身の場合は、働きながら勉強することになります。管理栄養士になるには少なくとも4~5年が必要です。費用としては、大学や専門学校の費用がかかります。(国公立・私立などによって学費は異なります)

管理栄養士の試験要項

管理栄養士試験は、厚生労働省が管轄しています。年1回、毎年3月に試験が行われ、願書は毎年11月下旬頃に発行されています。

試験は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県で行われ、願書は各都道府県の国家試験担当や県庁、地方行政局などでもらうことができます。受験料は6,800円です。

管理栄養士試験の日程と出題形式

管理栄養士国家試験は、全200問で選択式となっています。傾向としては「誤っているものを選ぶ」「正しいものを選ぶ」「最も正しいものを選ぶ」といったものがあります。

出題形式が変わる場合もありますので、必ず受験前には最新の情報をチェックしておきましょう。また、合格率はその年によってもまちまちですが、平均すると35~50%程度です。

※過去5年間の試験日程は以下の通りです。

年度 日程
2012(平成24)年 3月18日(日)
2013(平成25)年 3月17日(日)
2014(平成26)年 3月23日(日)
2015(平成27)年 3月22日(日)
2016(平成28)年 3月20日(日)

結果は毎年、5月の上旬に発表されます。

介護食士とは

介護食士という資格をご存知でしょうか。介護食士は「高齢者の方や要介護者など、介護食を必要とする方に対して、適切な食事を提供するための知識を備えているか」を計る試験のことです。

民間資格で、介護食士に合格すると、介護食に関する一通りの知識を持っているという風に判断してもらえます。管理栄養士や調理師免許に加えて、介護食に特化して学びたい方にお勧めの資格です。

介護食士になるには

介護食士は1級~3級まであり、3級は誰でも受験することが可能です。2級は3級に合格している人、1級は2級を持っていて、かつ2年以上の介護食調理の実務経験を有する25歳以上の人が受験対象となります。

介護食士の試験は、介護食や栄養学などに関する講習と、講習を終えた後には筆記試験及び実技試験があります。講習は「全国調理職業訓練協会」の加盟団体で受講することができます。講習は、3級の場合72時間あり、うち80%以上の出席で試験を受けることができます。

筆記試験・実技試験と聞くと難しく感じるかもしれませんが、合格率は90%以上ときちんと講習の内容を理解していればそう難しくない内容となっています。講座はおよそ数カ月~半年にわたって受講するケースが多く、費用は60,000~100,000円前後となります。

介護食士は、介護食調理に関する知識と技術を習得でき、介護の現場における調理業務で役立つ資格です。

神奈川でおすすめな介護資格が取れる学校5選